映画「メン・イン・ブラック」感想
「メン・イン・ブラック」といえば。
大学時代に友達と一緒に何か映画を観に行こうという話になり、その子は「ブエノスアイレスが観たい」と言った。その頃はミニシアターの全盛期だったのか、そういう映画が流行っていて(そういう映画は流行るとは対極のものなのかもしれないけれど、文化として)、私も「ブエノスアイレス」も観たいと思っていたのですが、ちょうど「メン・イン・ブラック」が封切りされたばかりだったので「メン・イン・ブラック」も観たいと思っていたのです。でもそう言うと、その子が「それなら行かない」と言うので、それならと「ブエノスアイレス」を観に行きました。でも、あの映画って今考えても結構過激だったと思うので、気まずくなかったのか。でも、何となく平気なふりをして観ていました。
そして今回、17年の月日を経てようやく観てみましたが、なんか一回観たことあるような気もしました。完成された世界観を映画で見るのが好きなので、基本的に「メン・イン・ブラック」も好きでした。バグもいかにもゴキブリがもし人間になったらという感じで、素晴らしかったです。
個人的に好きだったのは、いわゆる変わり者と呼ばれている人をモニターし、この人達はエイリアンなんだという場面。これから心が通じない人に出会い悲しい思いをしたら「ああ、この人はきっとエイリアンなんだから仕方がないわ」と自分を納得させようと思います。