元オリーブ少女のサバイバル大作戦

人生の禍福の縄をあざなってきた元オリーブ少女の日常の中の非日常。現在鋭意在宅勤務中。

映画「バベル」感想

「バベル」は初めて観ました。

ガエル・ガルシア・ベルナルを久しぶりに見ました。一時期何本か彼の映画を立て続けに観ていて、懐かしい感じがしました。結構好きです。ガエル・ガルシア・ベルナルが出ていて、時間軸が異なったいろんな場所で起こっている出来事が繋がっていくという話だったので、すごい昔に観た「アモーレス・ペロス」を思い出しました。そうしたら同じ監督の映画だったのですね。知りませんでした。

アモーレス・ペロス」を観終えたときには面白い映画だと思った覚えがあります。「バベル」は「アモーレス・ペロス」のワールドワイドバージョンなのかなという印象。でも「アモーレス・ペロス」のほうが好きです。日本が舞台となっていたのが、理由なのかもしれません。なんというかリアリティを感じられなくなってしまったというか。

日本パートは役所広司も出ているとあり、ワクワクしながら見ていたのだけれど、どう見ても自分が生きている日本では無かった。どこか知らないところに存在している日本語が使われている国のように見えた。だからあれがもし韓国であれば、そういう違和感は感じなかったのかもしれない。韓国というのはこういう国なんだと思えていたと思う。だから特段、モロッコパートにもアメリカ・メキシコパートにも違和感は感じていない。知らない国だから。でも日本はあんな国では無い。あんな女子高生はおらんだろうと思ってしまった。最後に菊地凛子が裸でベランダに立っていた場面で、思わず笑ってしまったのは私だけなのだろうか。

 

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