元オリーブ少女のサバイバル大作戦

人生の禍福の縄をあざなってきた元オリーブ少女の日常の中の非日常。現在鋭意在宅勤務中。

成人式の思い出

先日ニュースを見ていたら、1998年の大雪だった成人の日が取り上げられていた。どうもあの成人の日に大雪だったのはエルニーニョ現象のせいだったようであると、そのニュースで知りました。そして私はその日のことを思い出していた。その成人の日は自分の成人の日でもあったのです。

多くの地方出身の大学生と同様に私は成人式にはもともと出席しないことにしていた。というのも、成人の日は大学の試験の真っ最中か直前かそんなことももう忘れてしまったけれど、そういう日取りなので、しかもお正月に帰省したばかりだし、成人式なんて参加するつもりは端から無かった。それに私は自分の故郷が大嫌いだったし、成人式なんて参加しないで済むならそれで良かったとすら考えていたような気がする。

それなので成人の日には、一人暮らしの家で試験勉強を頑張っていた。とはならなくて、結局その日は大雪だったので一歩も外にも出られず、私は家で一人でスーパーファミコンスーパーマリオブラザーズを延々とプレイしていたのであった。なんか、別に良いんだけれど、ちょっと淋しいという気持ちでいたところ、ある男の子が電話をくれた。その男の子は当時仲良くしていた男の子だったのだけれど、特に恋愛感情があったわけではなく、それどころか私はその当時好きだった人に振られたばかりで傷心の身でそれもその男の子は知っていて電話を掛けてきてくれたのだ。

「今日成人の日でしょ?おめでとう。どうしてるかなと思って」と。

成人の日が来るたび、成人の日のことを見聞きする度に私はそのことを思い出す。なんでだろう。