元オリーブ少女のサバイバル大作戦

人生の禍福の縄をあざなってきた元オリーブ少女の日常の中の非日常。現在鋭意在宅勤務中。

三歳からの卒乳

ついに卒乳した。思えば三年間。授乳というのはなんとも言えない幸せを感じる時間でしたので、少し残念にも思いますが、それでも三年間は長かったのでもう充分だろうと私は思っていた。

しかし、息子はそうは思っていなかったようで、三歳の誕生日まで毎日毎日「三歳になったらおっぱいバイバイするんだもんね」と言い聞かせていたのですがまるで聞かず。ちょっと風邪気味だったせいもあるのか、結局三歳の誕生日での卒乳というのは叶いませんでした。

三歳になる直前に旅行に行ったのですが、それまでにも「おっぱい飲んでる人は新幹線に乗れないんだよ」と言い聞かせていて、本人も分かっているような感じだったのだけれど、旅行の直前になって「おっぱい飲んでる人は新幹線に乗れないんだよ」って言ってみたら、「いいんだもんねー」と返答。雲行きが怪しいと思っていたら、旅行当日、何くわぬ顔で新幹線に乗り、「もうおっぱいバイバイするんだよね」と言ったら「うん」と言っていたのに、宿に着いてさて寝ようとなったら…「おっぱいー」とねだる息子。でも、風邪気味だったし仕方ないかと思ってあげてしまい失敗。

旅行から戻って、家で誕生パーティーをしても、全くやめる気配なし。

なので、これはやめなならんと意を決して、「ママのおっぱい怪我しちゃったの」作戦を決行。おっぱいに絆創膏を貼り、息子に「話があるの。ママおっぱい怪我しちゃった。だから、治るまでおっぱいあげられないんだよ」と言い聞かせました。すると息子は少し泣いたものの、「おっぱい治るまで我慢できる」と力強い一言。それからは何度か「おっぱいもう治った?」と聞いてきたり、明け方に「おっぱいー!」と泣いたりとあったものの、ついに昨日「もうおっぱい飲まないんだー。三歳だもんね」と言っておりました。これは卒乳(断乳?)成功と思って良いのだろうか。

本当は自らの意志で卒業してくれることを母は望んでおりましたが、息子に根負けしてしまい、こんな手を使ってしまった。でも、これでもう息子に授乳することは無いのかと思うとやっぱりさみしいような。